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ヘンリー四世 第1部@ROCK JOINT GB

2025年5月31日、ROCK JOINT GBにて『ヘンリー四世 第1部』を観劇(85分、休憩なし)。イエローヘルメッツ番外公演として、ライブハウスで、5人の女優が、最小限の衣装と小道具で行うスタイルの上演でした。
イエローヘルメッツは昨年『リチャード二世』を上演していました。その時にボリングブルックを演じていた役者が、今回ヘンリー四世を演じていました。本で読んだ時、両作品におけるボリングブルック=ヘンリー四世は、同じ人物でありながら描写が異なるように思っていました。王としての苦労を経てきたからでしょうか。『リチャード二世』を観劇した時のボリングブルックの印象(立ち向かう側としての強さなど)と、今回のヘンリー四世の印象(王としての孤独や、やり場のなさなど)の違いが、舞台上で鮮やかに見えたので、役者の技量に感動しました。
5人で演じる歴史劇ということで、一人の役者が複数の役を担当していました。どの役者も、別の役を演じる時、表情や立ち方の変化が分かりやすかったので、衣装が変わらなくても混乱することなく楽しめました。
今回の『ヘンリー四世 第1部』だけでも良い上演だったと思いますが、『リチャード二世』も観ていた私はその時との繋がりを考えることでさらに興味深い観劇体験ができました。そうなると、『ヘンリー四世 第2部』も上演してくれたら嬉しいな、と期待してしまいます!

On 31 May 2025, I saw and heard Henry IV, Part 1 by William Shakespeare at Rock Joint GB in Tokyo. It was played at a small venue, by five female actors, with simple black clothes (without changing costumes).
They performed Richard II last year. The actor who played Henry Bolingbroke at that time played Henry IV this time. When I read both plays, I thought Bolingbroke and Henry IV were described differently although they were the same person. When I saw these productions, my impression towards Bolingbroke, who was against Richard II, and my impression towards Henry IV, who is solitary as the King, were different. Then I thought the actor, who showed such distinctive acting, was great. 
Each actor played several characters as the play was played by limited number of actors. When they change roles, they swiftly and efficiently changed their facial expressions and postures, so it was not confusing even though they didn't change costumes.
This time, I thought Henry IV, Part 1 was a good production itself. But I, seeing Richard II too, enjoyed it more because I could think about a difference between Bolingbroke and Henry IV in the continuous story. Then, I hope they will perform Henry VI, Part 2 too, someday soon!



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2026年8月25日、Shakespeare's Globeにて Much Ado About Nothing を観劇(2時間25分、休憩込み)。グローブ座を訪れるのは約4年振りでしたが、先週の続きくらいの感覚で観劇できました。以下、ネタバレ注意です。 最後の場面まで笑える箇所がたくさんあり、最後の場面のみ不安が残る、そんな演出でした。笑える箇所としては、ベネディックとベアトリスが騙される場面はもちろん、ベアトリスの才気煥発でドン・ペドロが振られる(?)ところや、"Kill Claudio"の台詞でも客席から笑いが出ていました。テンポが良く、楽しい上演だと全体的には思いました。 しかし最後の場面で、ヒアローは納得していないように見えました。濡れ衣が濡れ衣だったと分かったことは良かったですし、ヒアローとクローディオは確かに結ばれるのですが、めでたしめでたしという雰囲気はなく、ベアトリスとベネディックが結ばれるから「まあいいか」と手を取る、というように見えました。パンフレットの表紙には"Let the battle begin"と書かれていて、はじめはベアトリスとベネディックの「陽気なバトル」のことを指しているのだと思いましたが、もしかしたらヒアローとクローディオのぎくしゃくした感じも暗示されているのでは…と今になって思います。 Much Ado About Nothing はイギリスで人気の作品で、私も何度も観たことがありますが、このような終わり方は初めてでした。 (Caution: contains a spoiler.) On 25 August 2026, I saw and heard Much Ado About Nothing by William Shakespeare at Shakespeare's Globe. It was hilarious until the last scene. The audience laughed a lot, especially when Benedick and Beatrice were tricked, when Don Pedro was rejected by Beatrice (it was not a serious heartbreak th...

A Midsummer Night's Dream at Shakespeare's Globe

2026年8月25日、Shakespeare's Globeにて A Midsummer Night's Dream を観劇(2時間30分、休憩込み)。 A Midsummer Night's Dream も観劇することの多い作品ですが、今回の上演でユニークだと思ったことが二つあります。それはヒポリタが妊娠中であったことと、タイテーニアのインドの子供が赤ん坊であったことです。ヒポリタとタイテーニアは同一の役者によって演じられていたので、赤ん坊を抱くタイテーニアの姿はヒポリタの少し先の未来というように見えました。オーベロンがその子を欲しがる理由(自分の小姓にしたいということ)には幼すぎる気もしましたが、役同士の繋がりを考えることが好きな私にとって興味深い演出でした。 (Caution: contains a spoiler.) On 25 August 2026, I saw and heard A Midsummer Night's Dream by William Shakespeare at Shakespeare's Globe. In this production, I found two distinct points that I had never seen in other productions of A Midsummer Night's Dream . One was that Hippolyta was pregnant and the other was that Titania's changeling boy appeared on stage as a baby. Hippolyta and Titania were played by one actress, so Titania with a baby looked like Hippolyta in the near future. I always like to find a connection between characters through casting strategies, so I fond this production interesting. 昼公演と同じ構図で写真を撮ってみました。

A Midsummer Night's Dream at The Other Place

2026年8月28日、ストラットフォード・アポン・エイヴォンのThe Other Placeにて A Midsummer Night's Dream を観劇(90分、休憩なし)。ロンドンのユニコーン・シアターとの共作ということもあり、子供や若者にもアクセシブルな上演でした。ここで「アクセシブルな」と書いたのは、二つの視点からそう思ったためです。 一つは、上演時間が90分で、疲れることなく見られたという点です。それでも、大きくカットされた場面は思い当たらず、満足感を得られる上演でした。実のところ、できるなら上演台本を手に入れて他の版と照らし合わせてみないとカット箇所が分からないくらい、自然な流れでした。子供や若者の集中力を考えても、内容の深さからしても、ちょうど良い上演だと思いました。 もう一つは、登場人物の名前と発せられる台詞が映像のように映し出されていたことです。舞台セットの背景には、色が薄く平らな部分があったのですが、タイミング良く、キャラクターに似合うフォントの文字が踊るように映し出されていたので、単なる字幕というよりは演出の一部のように見えました。これは幼い観客にも伝わりやすいというだけでなく、デジタルの作品に慣れている現代の観客にやさしいものだと思ったので、年齢というよりは世代の話かもしれません。それでも役者たちは身体を駆使して演じていたので、生の演劇としての魅力も感じ取れる、面白い上演でした。 On 28 August 2026, I saw and heard A Midsummer Night's Dream by William Shakespeare at The Other Place in Stratford-upon-Avon. As it was a co-production with the Unicorn Theatre, I thought it was an accessible version for children and young audiences. The word 'accessible' has many meanings, but I say so here based on two ideas below. First, it was a 90-minute-long pe...