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Showing posts from September, 2019

怪人と探偵@KAAT神奈川芸術劇場

2019年9月25日、KAAT神奈川芸術劇場にて『怪人と探偵』を観劇。 私の好きなミュージシャンが作曲した曲を好きな俳優が歌う夢みたいなミュージカルだ!とミーハーな気持ちで行ったのですが、それ以上に期待を超えてくれました。 江戸川乱歩原案の作品をミュージカルにした新作です。怪人二十面相や明智小五郎が登場します。 ミュージカルが好きな人はもちろん、昭和のエンターテイメントが好きな人、トリックや手品が好きな人、 正義と悪の二項対立を見たい人、ロビンフッドに共感する人、ロミオとジュリエットのような恋を見たい人、三角関係を見たい人、韓国ドラマのような複雑なものが好きな人、ジキルとハイドのような二面性を見たい人、オペラ座の怪人のような感じが好きな人、役と役者の入れ子細工な演技を見たい人、名探偵コナンとか好きな人、ピアノロックバンドが好きな人…どんな人にとっても心惹かれるきっかけが散りばめられていました。色々な角度から楽しめる、まさに二十面相のような作品でした。 そして、新作ミュージカルを一からつくり上げる人々の姿に感動しました。

National Portrait Gallery

ワシントンDCのNational Portrait Galleryに行ってきました。 美術館は元々好きですが、肖像画に特化した美術館ということで、わくわくしました。描かれている人物と対面した気分になれるからでしょうか、私は肖像画に惹かれるようです。 ここでは多くの文化人や大統領(の肖像画)に会うことができて、嬉しかったです。

Henry IV, Part 1 at Folger Theatre

2019年9月8日、ワシントンDCのFolger Theatreにて『Henry IV, Part 1』を観劇。 ヘンリー四世を中心とする公的な場面と、ハルたちの私的な場面が交互に描かれる劇ですが、小道具(もはや大道具?)の使い方が効果的だったと思います。幕開けから王がやたらと大きくて直線的な玉座に座っているなと思っていたら、次の場面ではそれを横に倒して居酒屋のテーブルとして使っていて、そういう仕掛けだったのか!と驚きました。 王が玉座に座る場面と、ハルが机に乗ったりして酒を飲む場面を交互に見ていると、そんなハルもいずれは玉座に…というところまで見たくなりました。それなので、第一部だけの上演というのは少し寂しい気もしました。 それでも、図書館併設の劇場でシェイクスピア劇を観劇できて、良い体験ができたと思います。

The John F. Kennedy Center for the Performing Arts

ワシントンDCにある芸術施設、The John F. Kennedy Center for the Performing Artsに行ってきました。劇場としてだけでなく、舞台芸術を広めるセンターとしても機能している施設です。劇場ツアーがあったので申し込んでみました。他の参加者はいなかったので、ガイドの方とマンツーマンで色々案内してもらいました。 Kennedy Centerという名前から公的な施設かと思い込んでいたのですが、国からの補助は受けておらず、公演の収入や寄付で運営しているとのこと。舞台芸術に興味関心を持つ観客や寄付者が多いことが伺えて、素敵だなと思いました。 劇場の構造も興味深いと思いました。空港が近いため、外の音を遮断するために工夫がされているとのこと。また、施設内の劇場同士の音も重ならないよう、劇場と劇場の間には空間を設けたり、劇場のドアを厚くしたりしているそうです。 大統領用の客席があったり、大統領の肖像画が飾ってあったりしたので、「大統領は演劇が好きなのですか?」とガイドの方に尋ねてみたら、「誰が大統領かによる」との答えでした。なるほど…と思ってしまいました。 そんなKennedy Center、今回は劇場ツアーに参加する時間しかなかったので、いつか観劇のためにまた来たいです。