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中庭で授業 / A module held in a courtyard

先週に引き続き、Theatre Practiceの授業を楽しんでいます。今日の授業は中庭で行われました。ウォーミングアップのゲーム、自分の呼吸を知るためのエクササイズ、シェイクスピアのソネットや芝居の一部を用いたアクティビティーなど、盛りだくさんでした。
今日の担当の先生はボイスコーチの経験がある先生でしたが、授業の目的はあくまでも、アクティビティーを通してシェイクスピア作品の理解を深めること。先生自身がそうおっしゃっていたので、ユニークな授業のある大学院だなと、そして参加できて良かったなと、つくづく思います。

Same as last week, I enjoyed a module of Theatre Practice. Today, it was held outside: with feeling the air of a courtyard, we learned our own pace of breathing and the right posture, and we exercised with Shakespeare's sonnets and lines.
Again, it is not a training for actors. These activities are important for us as scholars to understand Shakespeare. I admire this idea and I'm glad to be in such an interesting module.






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嵐 THE TEMPEST@俳優座劇場

2025年4月19日、俳優座劇場にて『嵐 THE TEMPEST』を観劇(3時間5分、休憩込み、カーテンコール込み)。4月末で閉館する俳優座劇場の最後の公演ということで、「さようなら俳優座劇場」として上演されていました。10日間の上演期間のうち、千穐楽公演を観に行きました。 むき出しの舞台と簡素な舞台装置が印象的でした。大掛かりな舞台装置や豪華な演出に頼らず、役者の力で上演を届けるという姿勢が見られました。今回の上演では、新訳が使われていたのですが、プロスペローは「演出」「筋書き」といった表現をよく使っていました。他の訳でもそうであるのかはこれから確認したいと思いますが、このような言葉の選択は、演出家のようにも役者のようにも振る舞うプロスペローの姿と、役者の力を主な要素とする今回の上演が重なるようで、演技、演出、翻訳が調和した上演だったと思います。 「赦し」は作品のテーマの一つですが、赦すという行為を単純に描くのではなく、長い苦労と恨みの期間が終りに向かっていくことを丁寧に表現した演出、演技だったと思います。その過程で、プロスペローは魔法を手放します。苦労や恨みだけでなく、魔法も含めて、終わりに向かっていく様子は、寂しさと美しさを持ち合わせたもので、俳優座劇場での上演が最後であることを思い出させるものでした。そのことを最も強く感じたのはプロスペローによるエピローグで、芝居の上演が魔法のようなものだとしたら、上演の終わり、劇場の終わり、そしてプロットとしての魔法の終わりが重なって見え、感動を誘うものでした。 俳優座劇場では、プロデュース公演としてイギリス演劇を観たり、プロデュース公演でなくてもシェイクスピア作品を観たりして、何度も通った思い出があります。最後の瞬間に立ち会えて良かったです。 On 19 April 2025, I saw and heard The Tempest  by William Shakespeare at Haiyuza Theater in Tokyo. It was the last production at the theatre, which is going to close at the end of this April. I saw the very last performance on the closing ...

イエローヘルメッツ イベントのお知らせ

シェイクスピア作品上演企画「イエローヘルメッツ」が、ゴールデンウイークにイベントを開催します!4日間×3コマで盛りだくさんです。詳細は下の画像と こちらのリンク から! 私は5月5日(月祝)11時~13時の「原文朗読会」で講師を務めます。シェイクスピアの台詞を英語で声に出して読むワークショップです。 『マクベス』と『ヘンリー四世 第1部』を題材に、韻文と散文の台詞を取り上げます。韻文と散文の違いや、英語の台詞のリズムを、一緒に体験してみましょう。 よろしくお願いいたします。

自己紹介 / Introducing myself

このブログを見てくれてありがとうございます。Rena Endoです。日本に住みながら、イギリスの大学院の博士課程(ディスタンスラーニングコース)に所属しています。 It's Rena Endo, living in Japan but attending a British university by distance learning. Research / Activity イギリス演劇を研究する大学院生・大学講師として、劇場と教室を繋ぐ存在になりたいです。その目標のための、学会発表や論文投稿、劇場でのレクチャーについて、お知らせや報告をしていきます。 I'm a PhD student studying the English drama and a Japanese theatre industry, and my ambition is to be active at a classroom and at a theatre; I encourage students to enjoy stage productions (in addition to studying by turning a page), and I give academic (but not-too-formal) lectures to theatre enthusiasts at a theatre. I write about such activities in this blog. Theatre イギリス演劇以外にも、色々なジャンルの舞台芸術を鑑賞することが好きです。観劇の感想を投稿していきます。日本語と英語の両方で書いていくので、英語圏の友人にも読んでもらえたら嬉しいです。日本にはこんな舞台作品があるんだよ!と伝えたいです。 I enjoy seeing various kinds of theatre productions. When I see a performance, I write about what I see and how I think about it. The posts are written both in Japanese and in English, so I'll be happy if English-...