美術館めぐりが好きなので、ロンドン一回の滞在でテート・ブリテンとテート・モダンの両方を訪れるというタイトスケジュールを組んでみました。
テート・ブリテン
テート・ブリテンでは、イギリスの美術作品を時代順にたっぷり見ることができました。一番好きだと思ったのは1760年頃の美術作品を展示したお部屋で、私の好きなカナレットの風景画も三点展示されていました。
私がテート・ブリテンを知ったのは2014年、森アーツセンターギャラリーにて開催されていたラファエル前派展へ行った時。「ミレイの『オフィーリア』など、有名な絵画がたくさんあるすごい美術館なんだなぁ」と思っていました。そんな美術館に足を運ぶことができて嬉しいです。今回、『オフィーリア』は見ることはできませんでしたが(貸し出し中だったのか、私が見逃していただけなのか…)、他にたくさんの美術作品を見ることができたので満足です。
テート・モダン
テート・モダンでは、その名が示す通り現代の美術作品が展示されています。現代のマスメディアと関係する作品、1960年代のアイコニックな作品、20世紀初頭の前衛絵画などを見ることができました。ですが、その中で意外だったのは、Meredith Framptonによる"Portrait of a Young Woman" (1935)という絵画が写実的だったこと。個人的な感想としては、30年代らしくなく、テート・ブリテンの方にありそうだなと思いました。現代美術とそれ以前の美術の分け方は、年代で区切るのかジャンルで区切るのか、難しいところですね。ちなみにテート・ブリテンの方にも現代美術は展示されていて、1960年頃の作品の展示室もありました。
I visited Tate Britain and Tate Modern.
(1) Tate Britain: The most enjoyable part for me was the exhibition room for the paintings around 1760s. I could see three paintings of Canaletto, who is one of my favourite painters. It was disappointed that I couldn't see "Ophelia" by John Everett Millais, which I had seen in Japan in 2014 and wished to see again. However, other paintings pleased me, so it was worth visiting.
(2) Tate Modern: As its name shows, it is a museum for modern arts. I had imagined there were a lot of "modern", iconic, avant-garde arts before I visited. That was true, but to my surprise, there were also realistic paintings such as "Portrait of a Young Woman" (1935) by Meredith Frampton. Then I thought "what is modern?". Dividing by when it was made, or dividing by its genre?