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イギリスの新年 / A Happy New Year from England

イギリスで新年を迎えました。イギリスでは、家で家族とカウントダウンをするか、外に出て皆で花火を見るかの二択が多いそうです。日本でも、家でテレビを見るか初詣に出掛けるかの二択が多数を占めると思います。新年の迎え方について、似ている点と異なる点をまとめてみようと思います。

蛍の光
私の場合は大家さんが家で過ごす派だったので、一緒にテレビを見たり、ボードゲームをしたりしながらカウントダウンを待ちました。家でゆっくり過ごすというのは日本の過ごし方と似ています。ですが、新年を迎えてすぐにテレビから流れてきた曲が、日本では『蛍の光』としてお馴染みの"Auld Lang Syne"で驚きました!日本では卒業式や閉店時など、何かの終わりを連想させる曲だと思うので、一年の始まりにこの曲が演奏されていたことは新鮮でした。大家さんいわく、これが伝統的な新年の始まりだそうです。

花火
家で過ごしたと言っても、窓から花火を見ることができました。日本では新年に花火ってなかなかないですよね(地域によってはあるのかな)。少し遠めなので小さいですが、動画をお見せします。

初日の出
1月1日の朝は初日の出を見ることができました。良い一年を迎えられそうな、清々しい朝でした。イギリスの冬は日の出が遅いので、天気さえ良ければ早起きしなくても見られます(笑) 日本では、初日の出は良い一年の始まりのシンボルですが、イギリスではそうでもないみたいです。日本の考え方を大家さんに伝えたら驚いていました。

そのように迎えた新年、素敵な一年になりますように!

A Happy New Year from England! I found some similarities and differences in how to celebrate New Year's Eve and New Year's Day between in England and in Japan.
(1) Auld Lang Syne: I watched a TV programme and played board games with my landlady and her family until midnight, which is similar to Japanese way of waiting for a new year. However, when the New Year came, "Auld Lang Syne" was performed in the TV programme. In Japan, the song reminds us of the end of something, such as graduation ceremony and closing hours of a store or a restaurant, so I was surprised at starting a new year with the song. 
(2) Fireworks: I also saw fireworks from a window before and after midnight. In Japan, it is not common to have fireworks on New Year's Eve, so it was fresh to me.
(3) The first sunrise: In the morning, I could see the first sunrise of the year. In Japan, to see the first sunrise is a sign of good fortune of the year. Although my landlady said they didn't have such a way of thinking, I felt I could have a delightful year when I saw the sunrise.



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