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The Play That Goes Wrong at Duchess Theatre

2022年1月8日、Duchess TheatreにてThe Play That Goes Wrongを観劇(2時間15分、休憩込み)。「モンティ・パイソンに乗っ取られた『ねずみとり』」という謳い文句の通り、ある劇団がアガサ・クリスティー風のミステリーを上演しようとするものの上手くいかない、ドタバタな劇中劇を観て笑える作品でした。
頑張るけれど空回り、そんな役者たちの奮闘ぶりが面白い、というのは、シェイクスピアの『夏の夜の夢』の職人たちによる劇中劇を観ているようでした。また、最近の作品で言えばミュージカル『HEADS UP!』の劇中劇を思い出させてくれるものでした。
最後の方は舞台のセットがほとんど崩れてしまうほどで、役者が怪我をしないかな…と一瞬我に返って心配してしまうほどでした。それほど大失敗の劇中劇、だからこそ面白かったです。
もしもこれが本物の「劇」の出来だったら最悪で、観客は怒ったり呆れたりするはずなのに、これが「劇中劇」になった途端、酷ければ酷いほど観客の笑いを誘います。これこそが劇中劇の面白いところだと思いました。

On 8 January 2022, I saw and heard The Play That Goes Wrong at Duchess Theatre. It was a comedy about a play-within-a-play, which was advertised "as though The Mousetrap has been taken over by Monty Python".
A theatre company (not a real one but the one in the play) tried to perform a play, which was like Agatha Christie's one, but it went wrong. That reminded me of the mechanicals in A Midsummer Night's Dream by Shakespeare, and a scene of a play-within-a-play in Heads Up!, a Japanese musical.
If a play goes wrong, audiences would get angry. But when a play-within-a-play goes wrong, that makes audiences laugh. That's the essence of a play-within-a-play, I think.






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2026年7月22日、サンシャイン劇場にてミュージカル『無伴奏ソナタ』を観劇(2時間45分、休憩込み)。2024年のミュージカル版初演を観て以来、再演を待ち望んでいた作品だったので、今回観劇できて嬉しかったです。 ミュージカル版初演の時には、 当時の記事 に書いたように、役と役者の関係が興味深いと思っていました。それは今回も感じたのですが、2年経った今の感想としては、芸術とは何だろう?人生とは何だろう?といった、より深いところが頭に浮かんでくる上演でした。この2年で世の中が変わったから、カンパニーのメンバーが上演をパワーアップさせたから…と色々な要因があると思いますが、私自身この2年で環境が変わったので、注目ポイントも変わったのかもしれない、と思います。 芸術について 原作がSF小説ということもあり、設定が特殊なのですが、この作品の世界においては、全国民の職業が幼児期のテストで決定されることになっています。主人公のクリスチャンは、作曲家(作中では「メイカー」と呼ばれていました)として生きることが決められます。音楽にかかわる職業は他にもありますが、この「メイカー」は人類の宝のように扱われていて、クリスチャンは親元から引き離され、政府の施設で暮らし、厳しい監視の中、作曲に励む…という生き方をします。ここで「厳しい」と書いたのは、多くの禁止事項が含まれているからです。その中でも、私の心に引っ掛かったのは、メイカーは既成の音楽を耳にしてはならない(周りの人物も、他の人が作曲した音楽を聞かせたり、既にある音楽や楽器に関する情報をメイカーに与えたりしてはならない)という法律でした。クリスチャンは、それが当然と思って30年ほど生きてきたので抵抗する様子もないのですが、現実世界の観客にとっては首を傾げたくなる話です。この法律を持ち出す側の言い分としては「真の芸術はゼロから生まれる」とのことです。これに反対する登場人物もちゃんといて、その人は「芸術は皆模倣から生まれる」と言っていました。もし自分の立場を問われたならば、私も後者の側ですが、どちらが正しいという話以前に「ゼロからor模倣から」という構図を見て取れたことが面白かったです。一応、私も院生・研究者としてやってきたので、この2年で見方が変わったのかな。 人生について そのように生きてきたクリスチャンですが、行き詰まった時、法律を...

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