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留学中のトラブル 電車のダイヤ編 / Cancelled trains (again!)

先日、ロンドンから長距離列車に乗ろうとした際、ダイヤの乱れに巻き込まれてしまいました。私が予約していた列車には問題がなかったのに、一本前の列車が運行中止になったせいで、私の乗ろうとしていた列車が満員になり、席の予約をしていたにも関わらず乗せてもらえなくなってしまいました。慣れない海外では何があるか分からないので、早めにホームへ行けば良かったなと後悔しました。(学びました!)
列に並んで待っていれば次の列車に載せてもらえるとのことで、一時間ほど立って待つことに。しかし、予定を変更しての乗車なので「本当に目的地に着くのかな?」「違う行き先のものに乗っていないよね?」と不安だらけ。そんな時、周りを見渡すと、多くの人が電話をしていました。おそらく家族や友人にだと思いますが、到着が遅くなると伝えたり、ダイヤの乱れについて文句を言ったりしていました。そういった人たちの会話を聞いていると、大抵、目的地が話題に出ます。聞き耳を立てるのは行儀良くないですが、周りの人たちの会話から、自分が正しい列に並んでいる、正しい目的地への列車に乗っている、ということが分かり安心しました。
トラブルは出来れば避けたいですが、巻き込まれてしまった時には落ち着いて、次の行動を考えるのが良さそうです。

On the other day, I got into trouble when I intended to take a train from London. The train I booked had no problem, but the previous train had been cancelled. Then my train became full and I was rejected to board even though I booked a seat! So I had to wait for the following train in queue for about one hour. 
I got nervous thinking "Am I in the right queue?" and "Am I on the right train?" When I looked around, almost everyone was talking over the phone, saying they would be late or complaining about the situation. I heard they told their destination, and I knew I was in the right queue and on the right train.
We don't like troubles, but when in trouble, it's important to be calm and think what to do next.

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インサイド・ウィリアム@三越劇場

2025年3月22日、三越劇場にてミュージカル『インサイド・ウィリアム』を観劇(1時間45分、休憩なし)。 シェイクスピア作品からの引用が多く、シェイクスピア自身も登場するフィクションでした。『ロミオとジュリエット』の原稿と『ハムレット』の原稿が混ざってしまい、ロミオ、ジュリエット、ハムレットが作品を飛び出してシェイクスピアの前に現れ、シェイクスピアどうする!?というのが『インサイド・ウィリアム』の大まかなあらすじです。観劇前にあらすじを知った時、 『Something Rotten!』 や 『The Upstart Crow』 のような笑えるバックステージものを想像していました。それは確かにそうだったのですが、笑えるだけのミュージカルではありませんでした。登場人物がアイデンティティーについて考え始めるという点で、『作者を探す六人の登場人物』のようなメタ構造の作品だと思いました。『インサイド・ウィリアム』では、作者が登場人物にどう生きてほしいと思うか、および、登場人物が自分の人生をどう生きたいと願うかが対立します。その対立を経て、自分の物語の主人公になろうというメッセージが客席に伝わってくる作品でした。「テアトラム・ムンディ」(theatrum mundi)の考え方を舞台上で見せてもらえたように思います。 On 22 March 2025, I saw and heard a musical Inside William at Mitsukoshi Theater in Tokyo.  The musical includes citations from Shakespeare's plays. Shakespeare as a playwright, and Romeo, Juliet, and Hamlet as characters appear in the musical. The plot is about what happens to Shakespeare when his drafts of Romeo and Juliet and Hamlet  are mingled by accident. Knowing the plot before the performance, I assumed that the mix...

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自己紹介 / Introducing myself

このブログを見てくれてありがとうございます。Rena Endoです。日本に住みながら、イギリスの大学院の博士課程(ディスタンスラーニングコース)に所属しています。 It's Rena Endo, living in Japan but attending a British university by distance learning. Research / Activity イギリス演劇を研究する大学院生・大学講師として、劇場と教室を繋ぐ存在になりたいです。その目標のための、学会発表や論文投稿、劇場でのレクチャーについて、お知らせや報告をしていきます。 I'm a PhD student studying the English drama and a Japanese theatre industry, and my ambition is to be active at a classroom and at a theatre; I encourage students to enjoy stage productions (in addition to studying by turning a page), and I give academic (but not-too-formal) lectures to theatre enthusiasts at a theatre. I write about such activities in this blog. Theatre イギリス演劇以外にも、色々なジャンルの舞台芸術を鑑賞することが好きです。観劇の感想を投稿していきます。日本語と英語の両方で書いていくので、英語圏の友人にも読んでもらえたら嬉しいです。日本にはこんな舞台作品があるんだよ!と伝えたいです。 I enjoy seeing various kinds of theatre productions. When I see a performance, I write about what I see and how I think about it. The posts are written both in Japanese and in English, so I'll be happy if English-...