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The Two Noble Kinsmen at Shakespeare Institute

2022年9月23日、Shakespeare InstituteにてThe Two Noble Kinsmenを観劇(2時間15分、休憩込み)。
ウィリアム・シェイクスピアとジョン・フレッチャーの共作で、シェイクスピア作品上演のシリーズには含まれていないことも多く、観る機会の少ない作品です。そんな珍しい作品ですが、今回の上演ではさらに珍しい演出がなされていました。タイトルにある二人の貴公子とは、パラモンとアーカイト(アーサイトと発音されることもありますが今回はアーカイトでした)です。今回の上演では、そのうちの一人のアーカイトが女性役者によって演じられていました。といっても、最近流行りの役の女性化はなされず、アーカイトの三人称はhe/himでした。ボーイッシュな女性が演じる青年のアーカイトを見せてもらえました。

On 23 September 2022, I saw and heard The Two Noble Kinsmen by William Shakespeare and John Fletcher at Shakespeare Institute.
The title roles are Palamon and Arcite. One of them, Arcite, was played by a female actor in this performance. That being said, Arcite was not feminized (as I have seen often these days) but treated as a male character as written in the original. Arcite's third-person pronouns were he/him. We saw male Arcite who was played by a boyish female actor.



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レイディ・ベス@日生劇場

2026年3月7日、日生劇場にて『レイディ・ベス』を観劇(3時間5分、休憩込み)。 レイディ・ベス(エリザベス一世)が女王として即位するまでを描いたミュージカルです。「歴史ロマン」と謳われていて、プロットは確かにそうなのですが、細かい台詞や演技に目を向けると、家族への想いが丁寧に描かれた作品だと思いました。例えば、メアリーがベスを恐れるのは、王位を脅かす存在ということもありますが、ヘンリー八世、キャサリン・オブ・アラゴン、アン・ブーリンをめぐる家族の問題も背景にあったと思います。また、母のことを裏切り者と思っていたベスが、次第に母への考え方を変えていく様子も、主人公の心情の変化という点で、作品における重要な要素だったと思います。そのようなところに目を向けると、肩書きは「公」の立場であるメアリーやベスが、「私」的な部分を見せてくれたようで、心あたたまるミュージカルだったと思います。 ちなみに、この家族を公/私の両方で見たくなるのは、2019年にシドニーで The Last Wife を観劇した時と同じだと気付きました。 On 7 March 2026, I saw and heard Lady Bess at Nissay Theatre in Tokyo.  It was a musical about Lady Bess (Elizabeth I) before her reign. In that sense, it was about the history, but I thought it was also about a family. For example, Mary Tudor was afraid of Bess because Mary saw Bess as a threat. However, there was not only a political view but also a family matter: the relationship among Henry (their father), Catherine (Mary's mother), and Anne (Bess's mother). Another example was that Bess saw her mother as a woman wh...

イエローヘルメッツ イベントのお知らせ

シェイクスピア作品上演企画「イエローヘルメッツ」が、今年もゴールデンウィークにイベントを開催します!私は4月30日(木)と5月3日(日)の『ハムレット』原文朗読会で講師を務めます。シェイクスピアの台詞を英語で声に出して読むワークショップです。 4月30日(木)は、シェイクスピア入門講座~1幕1場を読んでみようという回です。 5月3日(日)は、ハムレットの有名な独白である"To be or not to be"を読む日です。 どちらの日も、英語力や演技力ではなく、台詞の響きや登場人物の心理を体験することにフォーカスします。一緒に楽しく読みましょう! 詳細は下の画像と こちらのリンク から!よろしくお願いいたします。

十二夜@シアターχ

2026年2月17日、シアターχにて『十二夜』を観劇(2時間45分、休憩込み)。 舞台セットの使い方、特に場面の転換が良かったです。90度ずつ(場面によっては45度ずつ)回転させることで、船にも屋敷にも庭にも見える舞台セットは万能だと思いました。特に好きだと思ったのは、第1幕第1場から第2場に移り変わる時でした。青い衣装を身につけた役者たちが、船に見立てたセットを動かすことで、難破を表現していたと思います。このような演出は、2023年に同じシアターχで上演された 『ペリクリーズ』 を思い出させるものでした。 双子の再会の場面はいつも感動するのですが、今回は双子が海で離れ離れになる場面からグッときました。それはきっと、上記のような場面転換が上手く、役者の演技も相まって、ヴァイオラとセバスチャンの運命が動くことにドキリとしてしまったからだと思います。 On 17 February 2026, I saw and heard Twelfth Night by William Shakespeare at Theatre χ in Tokyo. I liked a versatile stage set; it looked like a ship, a house, or a garden, depending on its angle. Between act 1 scene 1 and scene 2 in particular, actors in blue, who looked like waves, moved the set to show a scene of a shipwreck. This direction reminded me of another production, Pericles , which was performed at the same venue in 2023. I always like the scene of twins' reunion at the end of the play, but this time, I also liked the scene when they were separated. Along with the use of the set, actors' expr...