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Showing posts from April, 2022

留学中の発見 ガムテープ編 / Water activated tape

段ボールを扱う用があり、ガムテープを買いました。ところが、触ってみると粘着力が全くなく、ガムテープほどの幅の紙が芯に巻き付けられているだけのものでした。もしかして、と思い水に濡らしてみたところ、初めて粘着力を持ちました。切手や、濡らしてくっつける封筒の糊のような感じです。正直、使いにくいです…。パッケージをよく見ると"water activated tape"と書いてあり、見逃していた…と反省。そんなタイプのガムテープがあるとは全く疑っていなかったので(言い訳)。次からは、買い物をする時には説明書きをしっかり確認しようと思います。 I bought a gum tape roll. However, it wasn't sticky at all. When I tried making it wet, it became sticky. That was not what I wanted. Actually, it was written as "water activated tape". I overlooked the explanation on its package. Next time, I'll be careful when I buy something.

シェイクスピアの記念日 / Shakespeare's Birthday

4月23日はシェイクスピアの誕生日であり、命日でもある日です。と言っても、誕生日については諸説あり、23日と確定しているわけではないのですが、命日と合わせてお祝いしようというのが慣習となっています。ストラットフォード・アポン・エイヴォンでは色々なイベントが開催されていたので、参加してきました。 一番の見どころは、地元の学校や研究機関の人が参加する行列!参加者は学校の制服を着たり、伝統的な衣装を着たりして、シェイクスピアの生家からお墓のあるホーリー・トリニティー教会までの道を行進して行きました。中にはシェイクスピアに扮した人もいました! 教会では、シェイクスピアのお墓に花が添えられていました。普段は見ることのできない後景でした。教会の普段の様子は こちらの記事 をご覧ください。 シェイクスピアの誕生から死までに思いを馳せながら、良いイベントに参加できたと思います。 シェイクスピアがいました。 シェイクスピアのお祝いのために道路が封鎖されるなんて…! シェイクスピアのお墓には花が添えられていました。 24日には、シェイクスピアに会えました! On 23 April 2022, I attended a procession to celebrate Shakespeare's birthday.  The procession was attended by people from local schools and institutions. During the procession, I saw Mr William Shakespeare! The procession ended at Holy Trinity Church, where Shakespeare is buried. In the church, Shakespeare's grave was garnished by flowers. It was a fresh sight for me. You can see how it usually looks like in this page .  The town was busy and I got tired a little bit, but it was worth attending.

イエローヘルメッツ解剖講座で講師を務めます

子供のためのシェイクスピア改めイエローヘルメッツが開催するオンライン講座「イエローヘルメッツ解剖講座」で講師を務めます。 2015年に子供のためのシェイクスピアシリーズで上演された『ロミオとジュリエット』を題材に、山崎清介さんの脚本と原作を比較し、イエローヘルメッツが作る«難しすぎず簡単すぎないシェイクスピア»を脚本の面から解剖します。 オンライン開催(Zoom)で、日程は2022年6月3日(金)、4日(土)、7日(火)、10日(金)です。各日20:00開始、所要時間は約2時間です。全日程同じ講座内容になります。 参加費は無料です。シェイクスピアが好きな方も、これから観てみたいという方も、お気軽にご参加ください! 詳細、お申し込みは こちらのページ からどうぞ。 研究活動をしていく中で、イエローヘルメッツとご縁があり、今回このような機会をいただきました。イエローヘルメッツのFacebookページでは、ストラットフォード・アポン・エイヴォンの様子やシェイクスピアの小話、シェイクスピア観劇の感想などを発信する「レナのストラットフォード日記」を担当させていただいています。そちらも、 イエローヘルメッツのFacebookページ から是非チェックしてみてください。いいね、フォロー、お待ちしております。 イエローヘルメッツは2022年8月に第1回本公演『ヴェニスの商人』を上演します。公演関連企画として、「イエローヘルメッツ解剖講座」の他にも素敵な企画があります。 こちら からチェックしてみてくださいね。 どうぞよろしくお願いいたします。

Wars of the Roses at Royal Shakespeare Theatre

2022年4月18日、Royal Shakespeare Theatreにて Wars of the Roses を観劇(3時間、2回の休憩込み)。タイトルが変えられていますが、シェイクスピアの『ヘンリー六世第3部』です。(以下、ネタバレ注意です。) 『ヘンリー六世第2部』から 先日観劇した Henry VI: Rebellion (シェイクスピアの『ヘンリー六世第2部』)の続編ということで、映像の使用という類似点が見られました。 Henry VI: Rebellion の演出については、 こちらの記事 をご覧ください。 しかし、 Henry VI: Rebellion と Wars of the Roses では映像の扱い方に違いが見られました。 Henry VI: Rebellionでは事前に録画された映像が映し出されることが多かったのに対し、 Wars of the Roses ではカメラクルーが役者を追い、役者の演技がリアルタイムで映し出される場面が多かったです。そのため、 Henry VI: Rebellion より Wars of the Rosesの方がライブ感がありました。 『リチャード三世』へ 劇中を通してのマーガレットの力強さと、終盤のリチャードの意味ありげな微笑みが印象的でした。続編である『リチャード三世』が6月から上演されるそうです。ウェブサイトによると、マーガレットとリチャードは今回と同じ役者が演じるとのこと。リチャードの悪役ぶりとマーガレットの恨みをどのように見せてもらえるのか、今から楽しみです。 (Caution: this post includes the content of a production. If you're going to see the production, you might not want to read this post before you see it.) On 18 April 2022, I saw and heard Wars of the Roses at Royal Shakespeare Theatre. Although the title was changed as such, the story was Henry VI, Part 3 by William Sha...

Henry VI: Rebellion at Royal Shakespeare Theatre

2022年4月16日、Royal Shakespeare Theatreにて Henry VI: Rebellion を観劇(3時間5分、2回の休憩込み)。タイトルが変えられていますが、シェイクスピアの『ヘンリー六世第2部』です。(以下、ネタバレ注意です。) 演出について 今回の上演では、印象的だった演出が二つあります。一つは映像の使用で、時々映画のように、登場人物の表情が背景に映し出されていました。もう一つは独白の表現方法で、話し手のみにスポットライトが当てられ、他の登場人物は暗闇の中で動きを止め、独白を言う人物が目立っていました。映像や照明を使った演出ということで、どちらもグローブ座では出来ない演出だと思いました。 トラブルについて 2回目の休憩直後、舞台装置にトラブルがあり、10分ほど上演が中断されました。私は役者の安全を心配して落ち着かなかったのですが、周りの観客はトラブルさえも楽しんでいるようで驚きました。無事に上演が再開した時には客席から拍手が沸き起こり、まさに芝居は生ものだと思える瞬間に立ち会えました。 2日後には Wars of the Roses (シェイクスピアの『ヘンリー六世第3部』)も観ます!楽しみです。 (Caution: this post includes the content of a production. If you're going to see the production, you might not want to read this post before you see it.) On 16 April 2022, I saw and heard Henry VI: Rebellion at Royal Shakespeare Theatre. Although the title was changed as such, the story was Henry VI, Part 2 by William Shakespeare. In this production, footages of actors' facial expression were sometimes reflected on a screen on the stage. I thought it was cinemati...

Macbeth at The Attic Theatre

2022年4月9日、The Attic Theatreにて Macbeth を観劇(2時間20分、休憩込み)。2週連続で同じ作品を観たということで、先週グローブ座で観たものと比較してみたいと思います。グローブ座のマクベスについては こちらの記事 をご覧ください。(以下、ネタバレ注意です。) 似ていると思った点 グローブ座での上演と同じく、今回の上演でもドナルベインが登場しませんでした。役を少なく、あるいは劇を短くしなければならない事情は思い当たらなかったので、何故ドナルベインだけカットされたのだろうかと疑問に思いました。最近の上演の主流なのでしょうか…? 異なると思った点 今回の上演は、原文にはない戦いの場面から始まりました。その戦いで倒れた兵士の亡骸に魔女が食いつき、原文通りの1幕1場が続きました。そこで見せられた「魔女は亡骸が好き」という設定は、劇の終わり方にも反映されていました。最後の場面でマクダフがマクベスの首を持って登場しますが、今回の上演ではその首が残されたまま全員が退場します。そこで終演かと思っていたら、魔女が再び登場し、マクベスの首に食いついていました。間近で見ると怖い印象でしたが、魔女らしさが表現された演出だったと思います。 今回の上演で驚いた点 作品そのものとは関係ないのですが、休憩中に転換のため観客は全員外に出なければなりませんでした。そのようなことはこれまで経験したことがなかったので驚きました。舞台と客席が近く、幕のない劇場だからこそ、観客の退場が必要だったのだと思います。少し不便でしたが、これも劇場体験のうちと思えば、新鮮で面白かったです。 (Caution: this post includes the content of a production. If you're going to see the production, you might not want to read this post before you see it.) On 9 April 2022, I saw and heard Macbeth by William Shakespeare at The Attic Theatre. I saw the same play at Shakespeare's Globe in the previo...

Macbeth at Shakespeare's Globe

2022年4月2日、Shakespeare's Globeにて Macbeth を観劇(1時間40分、休憩なし)。ウェブサイトで"the perfect way to introduce young people to Shakespeare and the Globe Theatre"と紹介されていた通り、観客を見ると子供を含めた家族連れや学生のグループが目立っていました。近くに座っていた子供も興味深そうに観劇していました。 観劇前は子供向けのアダプテーションを予想していましたが、子供っぽいということはなく、思っていたよりも原文に忠実でした。とは言え多少の変更点があったので、以下にまとめてみました。 役のカットについて 上演時間を短くするためか、役のカットとそれに伴う台詞のカットが見られました。ドナルベインが登場せず、王子はマルカム一人でした。また、シーワードとその息子も登場しませんでした。 配慮について 子供への配慮だと思いますが、血糊の量を減らすなどの工夫がされていました。おそらくこれと似た配慮の一環だと推測しますが、マクダフ夫人とその子供の場面に原作との違いが見られました。ロスの退場後、マクダフ夫人に逃げるよう伝えに来る使者がいます。今回の上演ではその使者がマクダフの子供(喋れる年齢の子供ではなく赤ん坊に変更されていました)を預かって退場していました。こうすることで、舞台上で襲われるのはマクダフ夫人一人になり、視覚的な残酷さは軽減されていました。 『マクベス』は四大悲劇に分類されますが、テーマ自体はシンプルで、こういった配慮がなされれば子供でも楽しめる作品なのだと気付きました。 On 2 April 2022, I saw and heard Macbeth  by William Shakespeare at Shakespeare's Globe. As it was advertised as "the perfect way to introduce young people to Shakespeare and the Globe Theatre", audiences included a lot of families with children and groups of student...