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十二夜@シアターχ

2026年2月17日、シアターχにて『十二夜』を観劇(2時間45分、休憩込み)。
舞台セットの使い方、特に場面の転換が良かったです。90度ずつ(場面によっては45度ずつ)回転させることで、船にも屋敷にも庭にも見える舞台セットは万能だと思いました。特に好きだと思ったのは、第1幕第1場から第2場に移り変わる時でした。青い衣装を身につけた役者たちが、船に見立てたセットを動かすことで、難破を表現していたと思います。このような演出は、2023年に同じシアターχで上演された『ペリクリーズ』を思い出させるものでした。
双子の再会の場面はいつも感動するのですが、今回は双子が海で離れ離れになる場面からグッときました。それはきっと、上記のような場面転換が上手く、役者の演技も相まって、ヴァイオラとセバスチャンの運命が動くことにドキリとしてしまったからだと思います。

On 17 February 2026, I saw and heard Twelfth Night by William Shakespeare at Theatre χ in Tokyo.
I liked a versatile stage set; it looked like a ship, a house, or a garden, depending on its angle. Between act 1 scene 1 and scene 2 in particular, actors in blue, who looked like waves, moved the set to show a scene of a shipwreck. This direction reminded me of another production, Pericles, which was performed at the same venue in 2023.
I always like the scene of twins' reunion at the end of the play, but this time, I also liked the scene when they were separated. Along with the use of the set, actors' expressions were good, so I was moved by the scene of the shipwreck.



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