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ハムレット@シアター風姿花伝

2026年6月27日、シアター風姿花伝にて『ハムレット』を観劇(2時間50分、休憩込み)。以下、ネタバレ注意です。
小規模な劇場で、実験的な作品を見ることができたように思い、面白かったです。そう思う理由は主に二つあって、一つは前半部分、もう一つは後半部分で特に感じたものでした。
一つ目は、言葉遣いです。平易な言葉での上演、というのは観劇前から知っていた情報でした。それを聞いて私が想像していたのは、物事の呼び方が身近な名詞に変えられているとか、動詞や形容詞が大袈裟じゃないとか、そういう単語レベルでの平易さでした。しかし実際には、演劇の台詞調/日常の喋り言葉という二項対立のような気がして、今回の上演は後者の方だったと思います。日本語での上演でしたが、今回の出演者の中には普段の喋り方と同様に、助詞を高く発音したり伸ばしたりしている人もいました。それが良い悪いという話ではなく、普段の喋り言葉と演劇の台詞は違うのだと実感することができ、演劇らしさについて考えるきっかけとなりました。もちろん、カジュアルな言葉遣いだから話が伝わりやすい、という点も良かったです。
二つ目は、役の入れ替わりです。基本の配役は決まっているのですが、時々、役を入れ替えてある場面をもう一度繰り返す、という手法が見られました。最初は驚きましたが、役者と役の関係において「誰にでもなれる」という演劇の可能性を感じる演出でした。一点目と同様に、演劇らしさを問いかけてくるような上演だったと思います。
そういった意味で、面白い公演でした。

(Caution: contains a spoiler.)
On 27 June 2026, I saw and heard Hamlet by William Shakespeare at Theater Fuushikaden in Tokyo.
It was interesting in two ways. Both points gave me opportunities to think about what theatre/drama is.
First, characters spoke their lines in daily Japanese. Its verbal simpleness was advertised beforehand, so at first, I thought they would choose easy vocabulary or avoid dramatic expressions. It was so, but in addition, their stress, rhythm and intonation sounded like daily conversation in Japanese. The gap between characters' lines and our daily conversations (or characters' lines in a daily way) made me realise a framework of theatre/drama.
Another interesting point was changing roles and the repeating some scenes. Basically, the casting was fixed. However, in some scenes, they swapped characters each other and repeat the particular scenes with the swapped casting. This showed the essence of theatre/drama; everyone can be anyone, or more specifically, every actor can be any character.
In these ways, it was a surprising but interesting production.



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2026年8月25日、Shakespeare's Globeにて Much Ado About Nothing を観劇(2時間25分、休憩込み)。グローブ座を訪れるのは約4年振りでしたが、先週の続きくらいの感覚で観劇できました。以下、ネタバレ注意です。 最後の場面まで笑える箇所がたくさんあり、最後の場面のみ不安が残る、そんな演出でした。笑える箇所としては、ベネディックとベアトリスが騙される場面はもちろん、ベアトリスの才気煥発でドン・ペドロが振られる(?)ところや、"Kill Claudio"の台詞でも客席から笑いが出ていました。テンポが良く、楽しい上演だと全体的には思いました。 しかし最後の場面で、ヒアローは納得していないように見えました。濡れ衣が濡れ衣だったと分かったことは良かったですし、ヒアローとクローディオは確かに結ばれるのですが、めでたしめでたしという雰囲気はなく、ベアトリスとベネディックが結ばれるから「まあいいか」と手を取る、というように見えました。パンフレットの表紙には"Let the battle begin"と書かれていて、はじめはベアトリスとベネディックの「陽気なバトル」のことを指しているのだと思いましたが、もしかしたらヒアローとクローディオのぎくしゃくした感じも暗示されているのでは…と今になって思います。 Much Ado About Nothing はイギリスで人気の作品で、私も何度も観たことがありますが、このような終わり方は初めてでした。 (Caution: contains a spoiler.) On 25 August 2026, I saw and heard Much Ado About Nothing by William Shakespeare at Shakespeare's Globe. It was hilarious until the last scene. The audience laughed a lot, especially when Benedick and Beatrice were tricked, when Don Pedro was rejected by Beatrice (it was not a serious heartbreak th...

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A Midsummer Night's Dream at The Other Place

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