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メアリー・ステュアート@PARCO劇場

2026年4月11日、PARCO劇場にて『メアリー・ステュアート』を観劇(3時間5分、休憩込み)。
エリザベス一世が登場する作品を最近よく観劇します。『恋におちたシェイクスピア』『レイディ・ベス』に続き、今年だけで既に3本目です。それらを通して今回思ったのは、エリザベス一世の典型的なイメージがあるということです。そして、それを期待して見ている自分に気付きました。今回登場したエリザベス一世役は、私のイメージ通りでした。他の観客が持つエリザベス一世像も同じようなものなのか、気になりました。
肖像画を通して、衣装やヘアメイク、姿勢などについての「エリザベス一世らしさ」はある程度固定されていると思います。しかし、それだけでなく、今回のエリザベス一世役は「声までエリザベス一世だ!」と思うほどでした。16世紀を生きた彼女の声を聞いたことはないはずなのに、そう思えるのは不思議です。

On 11 April 2026, I saw and heard Mary Stuart at Parco Theater in Tokyo.
These days, I see plays in which Elizabeth I appears on stage quite often. Following Shakespeare in Love (January 2026) and Lady Bess (March 2026), Mary Stuart also has a character Elizabeth I. Seeing these plays, I noticed that there was a typical image of her, and I expected the image on stage.  Elizabeth I in Mary Stuart this time was exactly what I had expected.
The typical image or impression of her is fixed to some extent by her portraits and other documents. But this time, in addition to that, the actor's way of speaking her lines sounded Elizabeth I. Nobody in today's world has heard the queen's voice, of course. Then why did I have impression of her speech? 





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イエローヘルメッツ イベントのお知らせ

シェイクスピア作品上演企画「イエローヘルメッツ」が、今年もゴールデンウィークにイベントを開催します!私は4月30日(木)と5月3日(日)の『ハムレット』原文朗読会で講師を務めます。シェイクスピアの台詞を英語で声に出して読むワークショップです。 4月30日(木)は、シェイクスピア入門講座~1幕1場を読んでみようという回です。 5月3日(日)は、ハムレットの有名な独白である"To be or not to be"を読む日です。 どちらの日も、英語力や演技力ではなく、台詞の響きや登場人物の心理を体験することにフォーカスします。一緒に楽しく読みましょう! 詳細は下の画像と こちらのリンク から!よろしくお願いいたします。

レイディ・ベス@日生劇場

2026年3月7日、日生劇場にて『レイディ・ベス』を観劇(3時間5分、休憩込み)。 レイディ・ベス(エリザベス一世)が女王として即位するまでを描いたミュージカルです。「歴史ロマン」と謳われていて、プロットは確かにそうなのですが、細かい台詞や演技に目を向けると、家族への想いが丁寧に描かれた作品だと思いました。例えば、メアリーがベスを恐れるのは、王位を脅かす存在ということもありますが、ヘンリー八世、キャサリン・オブ・アラゴン、アン・ブーリンをめぐる家族の問題も背景にあったと思います。また、母のことを裏切り者と思っていたベスが、次第に母への考え方を変えていく様子も、主人公の心情の変化という点で、作品における重要な要素だったと思います。そのようなところに目を向けると、肩書きは「公」の立場であるメアリーやベスが、「私」的な部分を見せてくれたようで、心あたたまるミュージカルだったと思います。 ちなみに、この家族を公/私の両方で見たくなるのは、2019年にシドニーで The Last Wife を観劇した時と同じだと気付きました。 On 7 March 2026, I saw and heard Lady Bess at Nissay Theatre in Tokyo.  It was a musical about Lady Bess (Elizabeth I) before her reign. In that sense, it was about the history, but I thought it was also about a family. For example, Mary Tudor was afraid of Bess because Mary saw Bess as a threat. However, there was not only a political view but also a family matter: the relationship among Henry (their father), Catherine (Mary's mother), and Anne (Bess's mother). Another example was that Bess saw her mother as a woman wh...